指原莉乃 “アイドル”を超えた評価に注意(総選挙分析ライター)
少し前の12月22日(火)にNHKで放送された「指原(さし)ペディア」にHKT48の指原莉乃が出演した。「指原(さし)ペディア」は今回が2回目の放送で”いろいろな業界の裏事情を検索する”番組である。この日の検索のテーマは「アイドル」で”アイドル群雄割拠時代の生き残りの秘策”を探るというものだった。
このアイドルの裏事情を探るために呼ばれたゲストの1人が音楽クリエーターのヒャダイン氏。でんぱ組inc、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学をはじめとしてAKB48の曲も含めて70曲のアイドルソングを手掛けた実績を持っている。
そのヒャダイン氏と指原が対談してヒャダイン氏からアイドル事情を語ってもらった時に指原が話の流れのなかでヒャダイン氏に指原についてアイドルとしてどう見えるかを質問した。その時にヒャダイン氏から予想外の回答が返って来てしまった。
その回答とは指原をアイドルとしてではなく有能なビジネスマンとして評価しているという内容だった。指原はまずいと思ったのかこの会話をすぐに打ち切ったが、筆者もこのシーンを見て考えさせられた。
ヒャダイン「アイドルってストーリーじゃないですか。女の子たちのストーリー。ぽっと出てきて温室育ちのアイドルって売れなくて、それって昔のおニャン子もそうだし、モーニング娘なんて特にストーリーですよね。」
指原「手売りで始めて。 ヒャダインさんから見て指原はどう見えますか? 」
ヒャダイン「ストーリーを作るのが上手だし、実際それを客観的に見つつも、ちゃんと機能して、すごく変な存在。 何、 この人っと思って、ビジネスマンとして何か凄い脳ミソ持っている なぁと思って」
指原「アイドルとしてはどうですか? 」
ヒャダイン「それはよくわからない」
指原「ちょっと。アイドルとして評価してほしい。今日はありがとうございました。勉強になりました。楽しかったです」
「指原(さし)ペディア」151222 8分10秒より
指原はこの番組で”AKB48Gのトップに立つさっしー”と紹介されていたように外部からはAKB48Gという巨大なアイドル集団のトップと目されている。そのトップがアイドルとしての評価よりもビジネスマンとしての評価の方が上回っている懸念が出てきたのだ。
指原の場合、AKB48Gの一(いち)アイドルからバラエティータレント、プロデューサー、HKT48の劇場支配人、座長、映画監督と活動の領域がどんどん広がっていった結果、この業界の事情に詳しい人はすでに指原のことを”アイドル”としては見ることが出来なくなっているのかもしれない。
まだ、今は業界事情に詳しい一握りの人たちがそのような評価を下しているだけなので影響はほとんどないが、この後、指原のマルチな能力が世間一般に広く知られるようになったとするとAKB48Gを見る目が変わってくるかもしれない。
それはAKB48Gのような巨大なアイドル集団の競争を勝ち抜き、そのトップに立つものは”アイドル”という輝きに加えて、指原のような突出した能力の持主でないとつとまらないという幻想である。そうなるとトップのハードルは限りなく高いものとなってしまい指原の後が大変である。
そして指原にとっても自分が拠って立つべきアイドルという基盤のイメージが薄くなることは決してよいことではない。となると”アイドル”以外のマルチな活動はほどほどにしておくということも今後考えなくてはいけないのかもしれない。
以上
「指原莉乃のすべての関連記事」
「AKB48選抜総選挙分析他分析記事一覧」
「AKB48グループメンバー記事一覧」
当ブログライターが執筆した指原莉乃関連の記事について
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このアイドルの裏事情を探るために呼ばれたゲストの1人が音楽クリエーターのヒャダイン氏。でんぱ組inc、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学をはじめとしてAKB48の曲も含めて70曲のアイドルソングを手掛けた実績を持っている。
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その回答とは指原をアイドルとしてではなく有能なビジネスマンとして評価しているという内容だった。指原はまずいと思ったのかこの会話をすぐに打ち切ったが、筆者もこのシーンを見て考えさせられた。
ヒャダイン「アイドルってストーリーじゃないですか。女の子たちのストーリー。ぽっと出てきて温室育ちのアイドルって売れなくて、それって昔のおニャン子もそうだし、モーニング娘なんて特にストーリーですよね。」
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指原「アイドルとしてはどうですか? 」
ヒャダイン「それはよくわからない」
指原「ちょっと。アイドルとして評価してほしい。今日はありがとうございました。勉強になりました。楽しかったです」
「指原(さし)ペディア」151222 8分10秒より
指原はこの番組で”AKB48Gのトップに立つさっしー”と紹介されていたように外部からはAKB48Gという巨大なアイドル集団のトップと目されている。そのトップがアイドルとしての評価よりもビジネスマンとしての評価の方が上回っている懸念が出てきたのだ。
指原の場合、AKB48Gの一(いち)アイドルからバラエティータレント、プロデューサー、HKT48の劇場支配人、座長、映画監督と活動の領域がどんどん広がっていった結果、この業界の事情に詳しい人はすでに指原のことを”アイドル”としては見ることが出来なくなっているのかもしれない。
まだ、今は業界事情に詳しい一握りの人たちがそのような評価を下しているだけなので影響はほとんどないが、この後、指原のマルチな能力が世間一般に広く知られるようになったとするとAKB48Gを見る目が変わってくるかもしれない。
それはAKB48Gのような巨大なアイドル集団の競争を勝ち抜き、そのトップに立つものは”アイドル”という輝きに加えて、指原のような突出した能力の持主でないとつとまらないという幻想である。そうなるとトップのハードルは限りなく高いものとなってしまい指原の後が大変である。
そして指原にとっても自分が拠って立つべきアイドルという基盤のイメージが薄くなることは決してよいことではない。となると”アイドル”以外のマルチな活動はほどほどにしておくということも今後考えなくてはいけないのかもしれない。
以上
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